2009/10/11 日曜日

パパ・タラフマラ

Filed under: 人物,感想,時代 — patra @ 5:54:48

演出家、小池博史氏の1982年初演舞台を見て以来その魅力にひきつけられている隠居ですが、久しぶりに小池氏の公式サイトを覗いたら気持ちの良い風の音?波の音かな?鳥の鳴き声が聴こえる素敵なサイトにリニューアルされていた。
しかも、日本でもっとも鍛錬を積んでいると思われるダンスパフォーマーの集団、パパ・タラフマラのダンサー達!彼等の動画がサイトに一挙に公開されていたので、待ち望んでいただけに嬉しくて1日中鑑賞しました。海外で高く評価されているのに日本では知る人しか知らない存在のパパ・タラフマラ。「三人姉妹」の見事なダンスの何とダイナミックな事か?と改めて驚いてしまう。あまりにもアートで理解しようとはせずに感じるだけ・・・身体能力の高さに驚いてしまう「Ship in a View」等、今までの傑作が見られるので面白かった。ご存知無い方は「イントロダクション」から見ていただくと解ります。

これは、本当に日本人?の動き?そう思うくらい力強いのです。日本人の、宿命ともいえる身体的欠点など感じさせずにこれほど美しい、と錯覚させる演出の力量は凄いな〜。小池氏は疲れを封印した超人だし日記を読んでいるだけで目眩がしそうな程、多岐に渡って貪欲に次々と作品を生み出している。「狩りをしてる感じ」とご自分の活動を語っておられるが、海外での評価は絶大なのに・・・日本での評価は・・・みなさんはどうご覧になりますか。自分の肉体を駆使し踊るパパタラフマラの団員たちの疲労困憊しながらも燃やし続ける情熱が、私は好きなのかもしれませんが。


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