2009/6/10 水曜日

心得

Filed under: 日々雑感 — patra @ 1:19:21

親が立派である、ということは子にとってかけがえの無い財産に成る,という事を改めて感じた日。もちろんお金や家屋敷のことでは無い。後ろ姿、生き方の揺るぎない姿勢の立派さの事だ。
中村清吾先生(乳腺外科医)のプロフェッショナル仕事の流儀 を見ていたら、鍼灸医だった先生のお父様の残した言葉が書かれたお扇子を大切に懐から出されるシーンがありました。先生が医者として在るべきお手本とし、いつも持ち歩いている形見のお扇子。白い扇子に墨で
  「灸は、身をやくにあらず。
      こころに燈を○すなり」
お父様の針灸師としての心得が書かれていました。○の所には多分ともすの旧字でしょうか?黒の横に占という文字です。乳腺外科医として,常によく患者の言葉に耳傾ける医師としての中村清吾先生を支えているのは昔気質で江戸っ子なお父様の心意気、こうした心得を記し常に自己研鑽しておられた生き方から学ばれたものなのでしょう。ボンヤリと只、親であるのはじつに恥ずかしいことです。子から教えられてばっかりのうえに甘ったれな親では、これは救いようが無い。
ちなみに中村先生のプロフェッショナルとは?は

<自分の可能性と限界を知って他のプロフェッショナルをリスペクト(尊敬)できる人・・・・>だった。
実に素晴らしい謙虚さだった。

常日頃「君が謙虚だったことを見た事無い・・」と息子から言われる私、耳痛し。それと昨日調べた「うつ」の危険度わずか10%・・・・と言う結果も報告しときます。これって人格に問題ありすぎかも。

ps
○の部分は音読みで出る點でした。


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