「星野のやり方・・・」
星野仙一という人を好きだった。今も変わりがないがそれは人間的に好きなわけでだからオリンピックで負けたから嫌いになるという類いのものではない。昨日、敗戦監督として自分の責任だ、ときっぱりと頭をさげている姿を見.ここ を読むと正直な人だな・・・と更に印象を深める。しかし監督の思う義侠心.失敗を再度チャンスを与えることで挽回する!といった神話は相手が同レベルかそれ以上の高みに居ないとありえない話で.残念ながら今度の選抜選手には空振りだった。そのセオリーは監督のひとりよがりに終ってしまったのが気の毒だった。水泳の北島選手のような殺気といったような根性のある表情を見せる選手が一人も居なかったチーム。ベンチに座りっぱなしだった姿を指摘されると.星野監督は「アレ.ゲンを担いでわざと座ってたんです」と答えていた。監督業というものは人頼み神頼みの情けない仕事なのかとこれも気の毒だった。ダメだよそんな事では・・・一旦闘いがはじまったら神も敵にまわすくらいの迫力ある気迫こそが精神力だとおもう。なりふり構わず激を飛ばす,荒れ狂う星野さんを皆は見たかったにちがいない。それこそ男らしい姿で.負けても文句は言えない男が闘う姿である。妙に落ち着いて選手を庇うことが果たして今の若者に良いか?そうとは思えなかった。ブルペンに居る選手の無気力ぶりも唖然,呆然・・・これは一緒に闘う仲間への礼儀にも叶っていない。ホームランを打った選手が飲み物を飲んでいる姿が映し出されたがゲンを担ぐとしたら試合中は勝つまで水を断つくらいの気合いで挑んでほしい。あの姿のゆるさでこれは負ける!と素人目にも思ったものです。気合いの入れ方アニマル浜口さんに教えてもらったら・・・どうだろう。あの恥も外聞もない真摯さって勝負の鍵です。