男の夢・・
F1カナダグランプリを観ていたので又夜更かしをしてしまった。もちろん波に乗っているルノーのアロンソが1位、M・シューマッハが粘り抜いて2位。レースも面白かったけれど途中インタビューに答えたルノーのフラビオ・ブリアトーレ氏の話が面白かった。この人はセナの死後、若干22歳のミカエル・シューマッハをベネトンに呼び一躍スターに仕立てた人。シューマッハがフェラーリへ移籍すると直ちにスペインからアロンソを見い出し徹底的にシューマッハへの復讐戦?のごとき反撃を打ち出し成功し、アロンソは今期6回の優勝をとげている。2人の天才の生みの親でもある人なのだ。
日本人はF1で優勝できますか?という質問に「まず無理だろうね!」とあっさり切って捨てた。もちろんそうであろう・・・くやしいけど。
鈴鹿を走っているだけでは駄目なのだ。
F1の魅力は?と問いかける美女に「life style!・・」と答えて「スピードとマネーとロマンス(美女)が常についてくる・・」チョイ悪おやじ風にニヤっと笑っていた。
確かにF1は莫大なお金が掛かる。
財部誠一氏に「村上世彰という男はただのグリ−ンメ−ラーでしかなかった」と評されたドングリ眼氏の「出口」を失い漂流した4000億くらいなければ埒が開かない話であろう。
しかし日本にも佐藤琢磨選手に続けとばかり鈴鹿で走るばかりでは無い若い選手が出てきている。1980年生まれの吉本大樹選手。己の身一つが資本のサッカーの中田ヒデ選手とは違い、世界に出て行くにしても資金力が物を言うF1の世界だ、スポンサーが無ければ話にならない。ルノーのフラビオ氏 のような夢の見方を出来る度胸のある個人スポンサーが果たしているのだろうか?この日本に。