食事を遊ぶ
1年経ってみて・・・といっても撮りためた写真を消してしまったのでほぼ半年ですが、作ったお惣菜を写すのは意外に大変だった。撮影している間に例外なく冷めてしまうので家族には評判が悪かったからです。
食べて美味しく味も良いものでも写してダメな皿もありました。野菜など、特に焼き具合が良いものはクタッと見場が悪く、胡麻和えやタレが汚れて見えたり・・・
少しだけお料理の先生方の苦労が解りました。
このアジア風野菜のつけ合わせと鶏の手羽先バクチー風味のひと皿は、わざと手で食べることにして遊び心を全開にしてみました。
地震があった後なので何だかメゲました。若布と玉子のスープ以外、インゲンも茄子もチンゲンサイも胡瓜のサラダも鶏も手づかみでワシワシ食べて野生の本能?をめざめさせてみたわけです。
老母は子供のように面白がって鶏を千切ってはタレ付き野菜をつまみ・・・ティシューで口を拭き指を嘗めて完食しました。
さっきまで大きい地震に「何も食べたくない・・・」と悄気ていたので気を紛らわせたわけですが、手ずかみ作戦・・・効果ありました(笑)。
結局、老人も子供と同じ、時々意識を揺さぶってあげないと・・・手を使って食べる日・・夏休みのお子さんにもお薦めです。
アイスクリームはさすがにスプーンだけど・・・器に移す手間を惜しまない。それだけで気持ちも味もいい。