2004/11/13 土曜日

「やる気」を育てる

Filed under: 日々雑感 — patra @ 0:59:26

昨日は夕方から雨の予想どうり、晩にはかなり土砂降りだった。ペンキ屋さんはどうなったの?という疑問にお答えしますね。白い下塗りで帰りました。しっかり乾かすために「本日はここまで」・・・・
私は事務所で接客中だったので内線で母にお祝儀を気持ばかり詰めさせておいた袋を預けておきました。ま、下職さんのラーメン代くらいのものですが。「アンタは良く気がつくわね〜分かった!お渡しするわね」と母。何故なら、こちらが頼まないお直しは先方も請求できにくいだろう、閑と次いでに又来てもらうにも感謝は伝えないとね・・・昔の下町はこうして下請けの職人さんの「やる気」を大事にしてきたのを祖母のおなをさんから学んでいます。

夕方、5才の坊やを持つお母さんから電話があって、

「保育園で虐めにあっていた長男を他所の幼稚園へ、親の判断で変えたのだけど来年小学校へ入学します。又苛めっ子と一緒です。どうしたら良いか考えられないのです。」
おや、おやと思いました。虐められる子はきっと「おびえ」がすぐに表情にでちゃうからカラカワレ易いけど、実は繊細なお子さんなんだろう!踏切りを越えた遠い学校に入学させたからと言っても、この先、決して虐めに遇わない保証はない。坊やに何時も何時も立ち向う勇気を育てるチャンスさへ与えずに逃げる事のみを教えるの?そんなの薦めないなぁ〜と答えてから「当人は何と言ってるのかな?」と聞いてみると案の定、「●×君が居ても、ほかの◎○ちゃんや△君が居るから近くの小学校がいい・・」と答えたそうです。わ、えらい。ちゃんと自分で答えを出しているじゃあないの。誉めてあげなくちゃいかんよ!「小さいから何も分からないのでは?」そんな愚かな考えは、兎に角、今すぐ捨ててね、親が子を護るのは3才までです。
自分の子供だった頃を思い出してみて欲しい。子供だって考えています。
お母さんに護ってもらった事より、泣きながらでも自分で我慢した時間のほうが、ずっと良い経験なんですね。泣く子供のほうが泣かせる子供より自慢して良いのですよ、若いお母さんへ。


  1. 「お母さんは心配性」ですね。
    下手なことを言うと、我が身が危ないですけど。(^^)

    こういう時は、本来ならお父さんが出てきて、お母さんを抱きしめてあげなくちゃいけないんだよ。(笑)
    まぁ、僕も色々あって覚えた技だけど・・・。(^^)

    コメント by 変人 — 2004/11/13 土曜日 @ 16:55:11

  2. そう、そうなんですよね!>変人さん
    お父さんに、優しい一言あれば、問題はすぐ解決します。

    今の時代は、お父さんが一緒に子育て参加できる空気なんですから・・
    男の子から、そうした意見が聞かれるなんて、実に嬉しいですね。

    コメント by patra — 2004/11/13 土曜日 @ 19:02:27

  3. おっしゃる通り。困難を避けるのでなく立ち向かう事を一緒に考えたいですね。
    そのおかあさんもきっといろいろ手は打たれたのでしょうけど。
    心配はつきないけど、守りすぎず、小さな子の決意をうんと褒めてあげたいなあ。
    辛い事より支えになる嬉しい友達のこと思えるんだもの。
    勇気あるすてきな子供だわあ。

    うちの子供の時もいじめたお友達が考えなくてはいけないこと、いじめられた自分が考えなければいけないこと、
    それぞれにある、そしてそれはなぜなのか、子供と沢山話したなあ。
    我慢しきれず机をひっくり返して学校からも電話があったり。
    今は六年生。大人と同じに話が出来る。
    「大丈夫」と言ってくれる人がいるのは大きな支えです。
    patraさんの助言、親子の出口になるといいですね。

    でも、実は子供が産まれたばかりの頃は、止まらないしゃっくりだけでも泣いてた私です。(笑)

    コメント by みさちん — 2004/11/15 月曜日 @ 11:32:34

  4. >みさちん
    貴重な意見をありがとう♪
    極論に聞こえるといけないので若干補足すると

    3歳まではお母さんが手を貸して繰り返し言って聞かせる感性を育てることと、手を出さずに見守る方で育つ勇気の違い!があるよ、という比較なんですね。

    井深大さんの「ゼロ歳からの母親作戦」を読むと良く分かることなんだけど
    今、子育て論は新旧あってすごい情報量だから何を選ぶかが問われますね。
    根底にある幼児教育って・・・

    『幼児は、繰り返し与えられたものはパターンとして丸ごと記憶してしまう、という大人には到底叶わない、優れた能力をもっている。
    その能力を生かして、この時期に、思いやりの心や良い人柄、創造性など、学校教育や詰め込み教育では育てられない能力を伸ばすことが大事!』
    と子育て哲学をお書きになっている。
    まさに3歳までが大事です!と隠居の私も受け売りで思うわけです。

    泣き虫、心配性なお母さんは、お子にそうインプットしてしまいがち・・それはお母さん自身が、自分の問題としていっしょに成長しないと!
    >みさちんみたいに頼もしくなれますね。

    コメント by patra — 2004/11/16 火曜日 @ 0:26:42

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