花のいのち
事務所の花をとりかえようとドアを開けた瞬間、涙が溢れました。先週の月曜に生けたカサブランカが未だに奇麗に咲いていたからです。
ここ2、3日涼しかったからでしょうが金曜日の夜中音楽を聴きながら花の水を取り替えたまま土日は事務所へ行けなかったのにも拘らず凛として咲いている姿が友と重なるのです。パリに居る息子達のかわりに葬儀屋さんにお花の手配をし終えボンヤリとしていましたら、いつものケアマネジャーさんが連絡事項のついでに寄ってくれました。
ほとんど人との交流が止まってしまった骨折以来の私の日常に頻繁に訪れてくれる元気なケアマネジャーさんやヘルパーさんは凄く頼もしい。お花を選ぶのが苦手・・・というヘルパーさんが苦心し買ってきてくれたカモミールとカサブランカを生けながら女優,深浦加奈子さんのやっぱり早過ぎる死を話し合う。見つけにくいS字結腸がん、オードリー・ヘップバーンと同じ病気だった。優秀な若い人が亡くなるのは本当に辛い。
家では母だけがすこぶる元気、食欲旺盛。今後の治療プランを母の体力に負担が少ないように更に組み直していただけた。「なんといってもご高齢ですから・・」もちろん解ってますが胸に過る寿命という不公平感をグっと堪える。