元旦の空
平成24年1月1日朝7時

残念ながら曇、ご来光を見る事はできませんでした。
心を引き締めて,日本再生へ更なる努力していかねばなりますまい。
本年もどうぞ宜しくお願いします。


30日の午后1時36分、チップが啼いて私を呼ぶ、もう声が赤ちゃんのような甘えた声だ。優しくナデナデするも身体、頭が布ベッドに窮屈そうにくっ付いて居るのでネットに指をかけて引く。
車椅子だと正面に身体を向けないので横向き、ますます力が入らない。
けれど洗濯ネットにいれてあるので向きをかえるのが私でも、どうにかできました。
うんちが28日から出てないので又お水をスポイトで上げると非常に嫌がって舌をもがく。
あれ、ヤバい。舌が横にダラってでてしまった!とおもった瞬間牙をむいて口を開けたり閉じたりを繰り返し目を開いた侭亡くなった。30秒くらい分らないで手を握っていました。「お水をあげたのが失敗だったかも・・・」素人虜法が悔やまれる。
一頻り泣いてからさて連絡を!と獣医さんにかけるが通じない。近所のペット霊園も通じない。そうだ!私の会員になっている葬儀社さんだ!と思いつき電話すると快くペット葬儀の全てを仕切ってくれる深大寺ペット霊園を紹介していただけた。
早速電話がかかって、お値段も会員割引なので26800−円ほどなのでお任せする。ホットする。

多分今の体力では午後8時の薬やりに果たして起きられたかどうか…父が予々「お前さんに迷惑はかけないよ」と言ってくれたように、猫チップも思い切り良く旅立ってくれたのだと思う。
気持ちの良い営業の方が夕方来て無事にチップを荼毘に付すべく持参の白い段ボールに入れ引き取ってくれました。お骨にしてまた我が家へ届けて下さる事に…遠過ぎてお参りできないからですがクララと一緒にして埋葬など、方法は考える事にして、無事に介護とご供養を年内に終えることができました。その意味でもチップは本当に良い子です。
この報告記事を書く前にセントルイスの友人から私一人しかもお正月中、遺体を置いておくのか?ととても心配だった!・・・と電話があった。
そういう 意味でも日本のサービスはキメが細かいと報告する。
ありがたい事に車椅子で一人暮らしでも日常で殆ど不便はないのです。

やっぱりどうも様子が変だと思ったので29日は徹夜して看病・・・といっても手を握る、声掛けする。頭や喉を優しく撫でる。そして2回のお薬タイム。オムツチェックしかできない。
30日はヘルパーさん最後の日なので其の侭起きていたほうが楽かな?そうだ、日の出を写そう・・・・
徐々に顔だす太陽のあまりの美しさに思わず祈り、チップの事もおねがいする。助からなくとも安らかに・・・と心から
目を大きく見開いたままなので、手で目の前に指をかざしても見開いた目を動かさない。
やっぱりもう目が見えていないのだろう。
獣医さんの打ってくださった注射は抗体を殺すためにかなり強いモノだった筈だ。
インターフェロンとステロイド他何だったか聴きもらしたので調べていたら見つけたサイトです。こんな大変な病気になっていたのか?と恐ろしい思いで読みました。
激やせぶりが急激なのもここを読んで分りました。発病からわずか10日でガリガリになるそうです。20日前にナデナデしたむっちりした背中は今は骨だらけです。
先生が打ってくださったもう一つは免疫抑制剤だと思います。
寝てばかりいましたが他は全く気がつきませんでした。食欲もあり・・・
ただ時々おシッコに血液が混ざっていたのが信号だったのですね。
何処から?何故・・・は今もわかりませんが手遅れなのでしょうか?
人間にも有る怖い病気だと知りました。チップの血液量では難しいのでしょう。
赤血球通常550万〜1000万がチップは105万。白血球通常6000〜15000がチップは3000−これは普通あるべき数値を異常に下回っています。10日経っても改善されない様であれば・・・と遠回しに仰られた言葉からも重篤は察知しましたが何とも辛い状況です。
もう目は完全に見えていません。心細そうな鳴き声も消え入るようです。
ユラユラと呼びかけに揺らすシッポだけが今の私へのチップの愛の絆です。
果たして妹のクララには伝染しないのでしょうか?
それも心配です。
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