今、寝たきりの闘病中が続いているので思考するしかないですが、出来るだけ楽しい考えに、と思っても耳に目に入るのは政治への不信ばかり。お口の曲がった政治家が65歳以上の人は老後の補填を自己資金で2千万円貯めなさい!発言が物議を醸していますね。庶民の実情はもっと苦しいと思います。
持ち家があっても苦しい人もいるでしょう。年寄りを抱えていたり、体が弱い人、自営業の人、価値観の多様性も様々で一括りにはできません。早々引退し、無職の私など世間から「優雅」と羨ましがられていますが、大いなる誤解です。
自分も息子もハンデキャプがあるので肉体的に無理が利きません。若い頃は80歳まで現役、と、脳天気にも豪語していたのが恥ずかしいくらい、呆気なく仕事を終わりにしてしまいましたからw
両親を看るためですが、お陰様で二人をそれぞれ92歳で見送り、持ち金も底を尽き大好きな家を売っての今ですから何の自慢にもなりません。
息子が「君の年齢の時より、体力が無くなっている」と呟くのを聞いたとき、健康に産まなかった責任に胸が痛みました。
私の両親は自分達は勿論、私の老後さえ気に掛けることなく、倹しく淡々と生き静かに終焉してゆきましたが、全く二人ともボケてはいませんでした。この事がとても有難かった。彼等が老後を考えなかったのは戦争をくぐり抜けてきた自信と時代が、まだ良かったからです。
遠くパリに暮らす息子達は「君もボケなければ良いよ」と言います。
そうありたいと願っていますが、骨折で3ヶ月闘病中、介護保険のお世話になり、8人、看護師を入れると10人のスタッフに支えられ、辛うじて一人でも暮らしていけますが、自費負担も多いです。遠からず国の財政破綻は介護の世界を直撃するでしょう。助け合う家族が多い場合以外、自己資金2千万などでは100歳時代の自立は健康であっても覚束ないと思いました。
私の事より息子や若者の晩年がどうなっている日本なのでしょうか?
日本が無いかもしれません。
山本太郎を応援する熱気も、寄付を募ってから候補者が決まる?「令和新撰組」の人材ありき、の姿が見えてこないのが辛いです。頭数だけ揃えても政治は変わりません。
フェイクニュースが世界中を飛び交う、何が正しいか正しくないか!が全く見えてこない時代に生きる厳しさだけを感じています。
「洞察せよ」と言われてもな〜〜黙るしか答えが出ない難しい時代です。