カントリースタイル
<Patraさんが田舎風の家が好きだと書いてらっしゃいましたが。
ハノーバーから車で1時間ほど行ったところに童話で知られているブレーメンがあります。
その郊外にWorpswede(ヴォルプシュヴェーデ)という19世紀の後半から20世紀の前半にかけて栄えた芸術家村があって、そこにケーゼグロッケ(釣鐘型チーズケース)と呼ばれる田舎家があるんですよ。
残念ながら内部の写真が見つからなかったのですが、Patraさんがご覧になったらキャ〜と悲鳴をあげられる位Patraさん好みの素敵なカントリースタイルの内装!>
こんなメールを大分前に頂いたのに既にリタイアした私には家を建てる計画は無い、というより建てる能力がない。人間はどんな家に住んでいるか?が人生の最終評価だとすると私は人生を成功したとはいえない。狭い壁構造の父の作った家をここ何十年かけてお直しお直しの繰り返しで暮らしてきた私の最もウイークポイントな所が、実は住居である。勝てなかった私・・・という事になるからだ。
努力はしてきたが家は建てられなかった。今日,雨戸の壊れて落ちそうになった部分を直すために下見に来てくださった工務店と大工さんに理想はこれ!とヨーロッパの木の鎧戸写真を見せたら下を向かれてしまった。問題外 だったようだ。メンテナンスから何から考えたら撮影の小道具というわけにいきませんよ!・・・。ごもっとも。ならば諦めもつくか!?でもどうしても嫌いなんです,アルミサッシ。着るもので人を評価したり家で評価したり、嫌だな〜日本。清潔で人に優しい素材、古くなっても修繕が効く手入れ次第で長持ちする本来の家のあるべき姿が私のカントリースタイル。無理ならばいっそ諦めもつくってものだ。