フェリーニとヴィスコンティ
昔、現役スタイリストの初CMはワコールの下着の仕事で、パリから女優さんのシドニ−・ロームさんが招聘され、見事な金色の産毛の光る美しいボディでワコールのシュミーズやネグリジェの仕事をしてくださった。
その休憩時間に彼女は
私のデザインした薄いジョーゼットのケープやピエロの衣装を痛く気に入ってくれて
「貴女はフェリーニと仕事をすべきよ、きっと彼の気に入りになるわよ」と驚く事を言い出した。
ちょうど8と2分の一の映画の頃、1968年頃です。まさか、無理無理と冗談と聞き流していた事があります。
現実問題としても有り得ない事でした。子供が居たし足悪いし、イタリア語出来ないし
だから、というわけではないけれど、フェリーニの映画もビスコンティの映画も大好きで、ほぼ見ています。
そのお二人がライバルであったというドキュメンタリーを興味深く見てみました。