レシピの謎
男爵芋が種イモだったかジャガ芋の種類って沢山あるから慣れた料理法でも、水が多過ぎたり、反対にぱさついたり失敗する事があります。
パリにはメ−クインのように堅い芋ばかり,男爵芋のような溶けるお芋が欲しいな、とフミちゃんが言ってました。
先日、息子達が帰って来ていた時に普通にマッシュポテトにするはずのジャガ芋が、どうも種芋(1年経っている古い芋)だったらしく、アッという間に煮崩れ鍋に入れた水が多過ぎて粉がふいているのに水分が多過ぎ、という失敗をしました。これでマッシュにすると水分が多いうえにミルクを入れる余地がないので味が締まりません。失敗ですね。そんな時にすぐ料理法を代えるのが老獪な年輪の技。といっても失敗を逆転の方法で誤魔化すのです。
まず、芋を潰すのは中止!深めのグラタン皿にバターをぬって、食パンを1枚、一口大に切って6枚くらいかな?皿の中に敷き、その上に水ぽく溶けた茹で汁毎、芋を入れバターと常備してある、アーモンドスライス(お菓子用小袋)を全部上にちらします。お芋を茹でた時に塩と胡椒で味はついているので、そのままオーブンで10分くらい焦げ目がついたらナプキンを敷いた受け皿にのせ、テーブルに出します。
底に並べたパンにジャガ芋の茹で汁とバターが沁みて「え、失敗?言わなければわかんないよ!うま〜い。」
と激賞される芋料理に変身です。
つまり、こうした失敗を覚えておいて料理法のレシピ、増やして来た横着ママなんです。これさっぱりと夏用です。
冬はチーズを載せたり、牛乳を加えて濃い味にしたり。失敗しても何か方法がかならずある!それを探すのも料理の楽しさですね。ビシソワーズなんか、案外、むかしシェフの失敗から生まれてないかしらん。
おいしそうなのに文のなかに失敗という文字が8個もあっておもわず笑いました。
コメント by みい — 2004/10/11 月曜日 @ 9:15:58