限界を感じた日
昨日は病気療養中だった芸術家から電話があった。
彼女の悩みは,私では救えない。無力感に苛まれた夕べ。
今日は寒い.寒波がそこら中を襲っているのでしょうが、大変な寒さです。窓に小さい白い点々,雪?と思ったら水滴、きっと凍っているのかもしれません。
クララが膝に乗って離れませんから、やっぱり相当に寒いのだとおもう。
するとパリ組が心配になる。
部屋はショファール,床暖房だから大丈夫だと思うが買い物を独りでするフミちゃんが滑ったりしないかな?
いままで寒さを体験していない暮らしだったのは,本当にラッキーだった。
さて、やっぱり我慢しないで床暖房をつけるとするか、アマリリスを持たせようとおもったのだけど、もう無理はしない事に。
無理をしないついでに
伊豆栄に25日の予約注文をする。
迷ったけれど、本当に大勢をもてなす料理は、もう危険で出来ないのだ.申し訳ないとは思うけど仕方無い。
銀行女子
シャンパンだけ飲める分の利子しか付かないイギリス・バークレイ銀行の社債を持っているのだが、昨日銀行女史が説明に来てくれた。
世界中の銀行でも不始末が起こっている。
「無事に解決し頭取が変わりました。満期まで問題ありませんのでご安心を」と言われたが本気か?と思う。
今のどの世界でも「安心」などは何処にもないような気がしているからだ。
昨日の午后,看護婦さんに手が上に挙らない状態を指摘された。どんどん筋力がおちているのを感じる。冷蔵庫の棚にモノの出し入れが困難なのだ。実にやれやれ・・・
ヤレヤレ次いでに
話が飛んで「歳をとって訳がわからなくなって身だしなみを調えられなくなったらどうしよう〜」と真剣になって愚痴ったら看護師さんが
「其のときは私が全部綺麗に、マニュキアも何もかも調えてあげますよ」
と胸,叩いてくれました.ワオ、嬉しくて泣ける。どうぞ宜しくね。
看護師さん
恐ろしいくらいの老後世界が日本を襲う、政治の貧困以上に老後を考えてしまった。差別社会は確実に老人間でも熾烈に起こるだろう・・・
「老後のことなんか何も考えて来なかった」と芸術家は言っていた。むしろ羨ましい事だ。
考えずには1歩も進めなかった我々だというのにねぇ・・・
「君はお金がなくともパトロン気質だから、でも程々にね」
見透かしたような息子からのメールだった。
もう何も出来はしないのを自分がいちばん良く分っている。