分り過ぎている人。
ここに書いている言葉が全てである。今やっている仕事・・・が天職と答える猪子俊之さん。なにもかも分りすぎている人だ。
抜粋 平成10年9月の「天職について」のインタビュウーで語っています。
猪 子 「自分がオモロイ」「この人といるとオモロイ」とか、
「ここは居心地がいい」「これをやっていると楽しい」とか、
そういったことを選択基準にするべきなんじゃないかな。
どうせ人は働くし、人生で働く時間がいちばん長いわけです。
眠っている時間を除けばね。
だから仕事がいちばん楽しいことで、
働くところが楽しい場所であるほうがいい。
社会からの見られ方、他人からの目で働く場所を選ぶなんて、
まったく意味をなさないし、本人にとっても楽しくない。
そんな楽しくない選択をしていると、
その人自身も「楽しくない人」になっちゃうと思う。
自分がオモロイと思っていることをやっている人とか、
オモロイと思う人たちのいる場所で働いている人は、
結果としてオモロイ人、魅力的な人になるんだと思います。
どんなにすごい会社でも、
始まりから終わりまで30年と言われているわけで、
10年後にはどうなっているかわからない。
永遠の会社なんて人類史上ひとつもないし、
必ず衰退するのだから、
「ここに入れば安心」とかいうのは絶対にない。
そのことは歴史が証明していますから。
どんな会社も伸びるときもあるし、なくなるときもある。
だったら自分がしたいことをしたほうがね、いいよね。