男子たるもの
永い友情を育んでいる友達が居る。
同志といっても過言ではない。そんな友達は今,闘病しながら厳しい世界で仕事もしている。
きっと気弱になる事もあるのだろうが、まず露ほども弱みは見せない。
昨日も旅先で食べた近江牛があまりにも旨いので!とお送ってくれた。沖縄からはマンゴウ、北海道からは子持ちししゃも・・・という具合にいつも隠居を気遣って呉れる優しい友だ。
男はレンガを背負って生まれて来る・・・と良く聞くが、闘病しながらでも昔の友に示す友情を見ると、いつも負けを感じてしまう。やっぱり敵わない。男たるものの持つ余裕というものに脱帽なのです。
窓に広がる月の明るさをお伴に「これが日本の牛肉だ!」という蕩けるサーロインを味わいました。そして病に克つように祈りましたとも・・・。
(カメラが無いのでこれは去年の、米沢牛です。)