春雷
雷が鳴ると嫌な感じになるのは去年の夏の終わりをおもいだすからです。2度目の転倒、母にいわせるとまぬけな骨折をした夜に病院の窓に猛烈な稲妻が走っていた光景をおもいだすからですが・・・何の暗示だったかその時の雷鳴は近来にないすごさでした。
となりの工事のせいかどうかは定かでは無いが台所のドアに鍵がかからなくなった件は一時的にお直ししてもらえたのですが昨日はその時、ぶら下がってしまい私が切ってしまったゴムパッキングを直しますと連絡があった。
まだまだ何年も工事が続くので細かいことを言うのも脱力なのだが雨が吹き込むと困るので直してもらう事にした。夜に雷。この土地に関しての一大事の勃発をしらせる雷鳴だと考えるとなんとなく辻褄があうような気がしてくる。答えの出しようも無い難問だからふかく溜息をつくほか無い。
食欲のある老母にそろそろ終わりの蕗の薹の味噌汁を出したら事の他喜びました。なにがあっても平常心で淡々とくらしている老人から諦観を学びます。