オランダの友人・・・
「世界でもノッポさんの多いオランダ人が何故あんなに小さい部屋で美しく暮らせるのだろう?世界の七不思議のひとつよ。」と彼女は笑う。
学生時代の友人は若い頃から花の絵を描くのが大好き、そしてベルギーからアフリカのカサブランカ、スペイン。そして今はオランダにアトリエを持って水彩画で花の絵を描いている。とても外国が似合う女性なのだ。
KLMに乗られた方はきっと彼女の絵を飛行機のパンフレットで見た人もいるだろう・・・・
もう随分長く逢っていない。
そこへ突然に、彼女のお姉様から、「妹の絵です」と花の絵のカレンダーが届いた。春がやって来たように回りが明るい。
玄関には十年前に彼女からプレゼントされた南仏ナンシーの絵が掛けてある、昔一緒に絵を描いていた少女時代を思い出すために。