2004/12/24 金曜日

静かなイヴです。

Filed under: 日々雑感 — patra @ 2:13:30

表紙に癒されながら開くたのしみもあと僅かに2日・・・「よいこの浜口と相方の無人島でゼロ円生活の工夫に感激してもう少しで「冬ソナ」を見損なうとこだった、危ない。

しかしボーっとしているようで芸人という人たち、やはり並の根性ではない、と分かってホントに感動しました。あの極寒の島で屋根のないブロック囲いの中を暖かい工夫、あのドラム缶暖炉、あの2百個の貝の蝋燭!!素晴らし過ぎて何度も「お〜」とか「すごい」とか連発しながら、人間の知恵に感嘆しました。

プレゼントはチョコレート、カサブランカ、チューリップ等が届きました。一番意外性に驚いたのは写真集「東大全共闘」が春風社の三浦さんから・・・当時東大生だった平沢豊さんが写した30年前のモノクロ写真を出版されたので贈ってくださったのです。東大コミニュヶーションセンターに置くと売れるかな?

あの当時、安田講堂を乗っ取ったリーダーは日本の数学界の損失、とまで言われた優秀学生だったのだ・・逮捕され刑期を終えて出てからは予備校の先生になっていた。左翼運動って一体何だ、みな口を拭って当時を全く語ろうともしないが人生の空洞となっていやしまいか?。
道路の敷石が剥がされ武器になり、家は路地なので逃げ込んだ女子学生が外階段で血を流してうずくまっていた。30年たった今も「暴力」で正義なんか伝えられやしない。意味なんて何もありはしなかった、と写真が思い出させてくれる。
だいきらいな左翼ごっこ。

そこへメールが届いた、非常に長い長いメールだった。
街中のイルミネーションの競い合いや、介護する家族のいる生活のことや沢山の諦めや小さい喜びが書かれていた,・・・心して読む。

>寒い夜、イエスが飾りどころか何もない馬小屋という場所で生まれたということの意味
>クリスマスの意味、こんなに街中クリスマスなのに考える人が少ない。
>私の場合は頭で理解できても心から解かっているとはいえない。
>そして多くの人はジングルベルから何日かで神社の鈴を振ってしまうのね。

この日本の滑稽さを福田恒存は憂いていたんですね、40年も前に・・・平和病と。私も重症だったような気がしてきた。


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