2010/9/19 日曜日

捨てる勇気

Filed under: 日々雑感 — patra @ 2:49:33

CIMG8033CIMG8035CIMG8034遂に3階と2階に取り残されていた私の服の整理まで辿り着いた。素材の凄く良いものでも型が古かったり小さくなったものを捨てる。惜しいけれど捨てる。
初めの計画ではバザーをするつもりだったが、もう時代が変わり過ぎ、あらゆる意味で精魂尽き果てた感じ。一度も袖を通さない裏に毛皮のついたレインコートなど需要は先ず無い。
昔は男女とも、よいレインコートと良い傘を持つのがお洒落の基本だったのに、今や有り得ない。息子のために買って置いた英国製のレインコートも断念,出番が無い。
頼もしいヘルパーさんに手伝ってもらいフミちゃんと一緒にワシワシ捨てる。
どうしても決意が出来ない十数着を暫く部屋に下げて眺めてみることにし・・・ブロウドウエイで買ったオストリッチのストールとか30年代嗜好のジョーゼットのドレスとか初期のアルマーニまで山のような無駄・・・哀しくなって顔が所々蕁麻疹になったほど。

夏に亡くなった姉のご主人と姪が母の見舞いに行ってくれたので頑張って片付ける。報告の電話では昨日は元気でアイスクリームやチョコレートを食べたそうです。
ヘルパーさんが行った時は「痛いことばかりされるので頭に来る」と訴えていたそうです。二日元気で三日駄目、今までのそんなサイクルならばよいのだけれど・・・

夕食はゴーヤチャンプル。豚肉と炒め、固くなるのが嫌なのでトロトロ炒り卵を、あとから混ぜる。刻んだニラを散らします。


2010/9/18 土曜日

謙虚を学ぼう

Filed under: 日々雑感 — patra @ 1:28:29

CIMG8030CIMG8029CIMG8032母担当だったヘルパーさんに病院へ行って頂く。自転車で行くというので申し訳ない。タクシーに乗って、と頼んだのですが次の家に行くにも自転車の方が便利との事でした。
坂道があるのでキツいと思うのに嫌な顔ひとつしない。有り難いことでした。

マンションの担当者、看護師さん、ケアマネジャーさん、インテリアデザイナー皆さん本当に私の喜怒哀楽に付き合ってくださってます。自分を孟反省する日々です。
家庭に病人を抱えながら仕事をなさっているデザイナーにストレスはどう解消してるの?と思わず伺ってしまう程、最近は息するのも忘れちゃうくらい緊張が続いています。

いい大人なのにまるで子供な自分。感情むき出しなのは一度も宮仕えをしていない、つまり対人関係の訓練がゼロに等しい勘違い人生のせいです。
マッサージの後、来て下さった銀行の御婦人も遥かに若いのに大人・・・家庭も子育もしつつ謙虚。この謙虚が欠けていた私です。

母も父も子供だった。子供っぽい遺伝子が脈々と繋がっていて気がつかなかった部分、遅まき過ぎるけど何とかしないと・・・

そうそう「シジミ」の味噌汁の実、食べる派でもあった我が家です。


2010/9/17 金曜日

寄せては返す波のよう

Filed under: 家族,日々雑感 — patra @ 1:33:31

CIMG8014昨日は絶望的だった母、少しだけ落ち着いています。
息子達がお墓参りの帰りに病院へ行ったら母の検査は延期になっていたそうです。
父が護ったかな?
血圧が安定していないので暫く様子を見るそうです。禁食と書いた札は相変わらず出ていて、お腹が空いた|としきりに言っていたそうですがアイスクリームも許されなかったそうです。
可哀想に・・・
こうして小康を保ったり悪くなったり、と寄せては返す波のように段々と引き潮になってい行くのでしょうか。寿命があるかぎりは・・・
食いしん坊が食べられないのだから、脳にダメージがきてしまいますよね。
蜂蜜を舐めさせるのも駄目なのか、明日聞いてみましょう。


2010/9/16 木曜日

沈痛な想い。

Filed under: 家族 — patra @ 1:21:56

CIMG8021CIMG8023CIMG8025病院へ私の代わりに行って先生のお話を聞いてくれた息子達が戻った。
沈痛な顔だった。玄関先で私も泣いた。
朝、昨日火曜日に母を見舞ってくれた叔母さまから「一体どうなってるの?美代ちゃん,尋常じゃない。あんな状態だったら惚けちゃう」と勢い込んで抗議の電話がありましたから、我々だって何故急に容態が悪くなったのか理解できなかったので答えようが無い。叔母の報告に依るとオムツにさせられて腕に点滴、重病人になっていた母は、看護婦さんに「オムツにしましょう」と言われても断れなかった!と訴えたそうです。すぐ病院へ問い合わせの電話を入れても電話では駄目の一点張りだった。

息子の報告では癌が胃の上部と胃の出口の上下を塞いでしまい、叔母さま差し入れのお団子もお帰りになった2時間後には吐いてしまったそうです。
「もうすっかり病人、入院たった数日で10歳くらい年とってしまったから、叔母さまが驚いたの無理ないよ。尿も出が悪い、血圧も低い、心臓も悪いので、手術は難しいけれど内視鏡検査をもう一度やる同意を先生から求められたので勿論お願いしてきた。」
沈痛な表情の二人、去年から覚悟していた事だがあまりにも急、タイミングが悪い。

でも我々が弱気ではいけない、兎に角、疲れた彼等に食事をさせる。ヒレカツは母の好物なのだ。食べることが大好きな母が、もう食事を採る事ができなくなるのに、現実には食欲のある我々。実に無常なり。
老人を病院へいれるのは、だから反対なんだけど、息子は今の母はもう退院は無理・・・と呟いたので又泣けてしまった。頑張れ、頑張れ。
内視鏡では無く、負担の掛らないMRIにして欲しいけれど設備がないような小病院だ。

自宅で介護するための決断の住み替えなのに切なすぎる・・・


2010/9/15 水曜日

お腹の虫が鳴った日

Filed under: 人物,料理,日々雑感 — patra @ 0:55:31

CIMG8015CIMG8017引っ越し業者さんが午后から3社,見積りに見えたので忙しかった。
それぞれに会社の特徴を現している営業さん達で楽しく観察してしまった。
結局一番的確かな?と思った見積りの出し方はアート引っ越しセンターさんだったが、果たしてどうなるか?営業マンと実際に動く人達は違うわけだが楽しみです。丸3日かかる引っ越しになります。ラクラクパッケージです。荷開けは女性スタッフが翌日6人で来てくれるそうなのでお任せします。

打ち合わせ中,息子のお腹がグ〜と鳴っていました。お昼もサンドイッチだけだったのでお腹が空いたのでしょう。なので夜は出前中華を注文し、その待っている間他のことをしていたら30分で届いて吃驚。早い。気持ちだけでも、とお皿に移し替えて・・・
意外にもキクラゲと豚と玉子の炒め物が、すごく美味しかった。


© 1999 - 2025 Patra Ichida, All Rights Reserved.