両親の結婚写真を見るととてもしっかりとした組合わせ、お似合いにみえます。
母は家事下手で本当は怒ってばかりいた父。ケロっとし一向に反省しない呑気な母でしたがw
お目出度い事は、二人共年月は違っても其々92歳で亡くなりました。気が合うというか仲が良いことです。6歳ちがいだったので7回忌と13回忌を一緒に迎える予定でした、それは貧乏な娘孝行でもあります。
しかも母は11月25日父は12月も押し迫った29日、と間が近いのも好都合です。
盛大に!は冗談ですが13回忌と7回忌を、と想っていた去年なのにパリから戻って直ぐに息子が病気になり緊急入院したので、結局流れてしまったのです。
お嫁さんも今年春に入院手術・・・今を生きている人が大事という事です。
生前の両親の口癖の「迷惑かけたくないから派手はいかんよ!」が現実になって実際は質素にお坊さんをお招きし、お経をあげていただくだけとなってしまいました。心にひっかかりはしましたが、親戚もお年寄りばかり、両親の友人達は誰一人生きてはいません。これは仕方がないことです。
今年は家作の地主さんへの契約の年で、これを済ませ、家作も直し歯も直し、法事を止めた分、沢山のお金が出て行きましたが無事に賄えました。良かった〜。
そして、まだ一度も生前、両親に口に出していなかった言葉を書いておきます。
なに一つ自慢できるような家族では無かったけれど、私や姉の親不孝、私や息子や姪の障害を黙って受け入れ騒がず耐えてくれた生涯に・・・頭が下がります。どうして素直に生きている間に「感謝してます」を言えなかったのでしょう。
子供って、どんなに頑張っても親の愛には叶いません.お二人の事を今頃、なんだか愛しく理解できる自分に驚いています。
水と油のような夫婦でしたが人生を投げ出さづ,私達に教えてくれた忍耐と長さから、沢山、学べました。ありがとうございました。
決して勝たない人生でも良い事も欠点も含め確実に活学の教えがありました。
母の祥月命日に寄せて・・・お母さんが家事下手なのは、もしかして作戦だったのでは?と思うくらい、私は家事が上手になっていますから、これにもありがとうですね。