岸恵子さんのDVDが届く。
すぐにも見たかったが・・・
会食に来ていた友人が帰ったあと早速みました。2度も。
パリと東京でのインタビューは雨宮さんと糸井重里さんとのインタビューです。
圧倒される美しさ、どうしたら81歳でこんなに瑞々しくいられるのでしょうか?沢山のヒントが交わされる会話の中にあります。「老化は変化」「自由ってものが在るじゃないですか?孤独の後ろに」「難事に対処する才能がない」事もあるけど・・・等々、でも何より70で終わり?そんなはずが無いと思った・・・って言葉がとっても頼もしかった。終るはずが無いのです。
実に素晴らしい、なんともエレガントで知的な今までで一番綺麗な岸恵子さんに釘づけになりました。パリの新婚当時の色々のエピソードも漏れ伝わった頃より今の作家としての岸さん、数倍も美しいのです。
46年のフランス暮らしが恵子さんを育てたのでしょう。ご当人もそう仰っていました。
美貌も知性も遠く及ばないのは言うまでもないけれど、自由で潔く毅然とした生き方の方は少しでも真似たいものだと思います。
サンルイ島のアパルトマンは25年かけて修復したそうですが、先ず住まうところに情熱を注ぐという部分が共感できます。
横浜のお家、和室も素晴らしく手入れをなさっていたのを雑誌でみました。
レンガの洋館も見事、先ず住まうところを自分らしく手を入れて、そして背筋を伸ばして生きて行く…日本女性の鏡だと思います。
小説に関しては・・・前の「風が見ていた」に関してだけだが読むと非常に照れました。今回もパスです。出て来る人物が誰!とハッキリ分るのでリアル過ぎで困るからです。