たった一通の手紙で
脳天気な私が突然深い奈落に引き込まれるような思いになってしまった。
助けられない。無理だ。なぜ人は自分を過信するのだろうか?自分だけは大丈夫と思うのか?私には平気で借金する人の気が知れない。
分相応に生きていれば早々足元に火がつく人生なんて無い、とも決して言わないがどう考えてもあの当時のバブルに踊らされた人々は一億総クレイジーに見えた。
その付けを自分で払えないのなら潔く自己破産するしかないだろう。
冷たいと言われ様が私は人にお金を貸さないのが哲学なのだ。
決して帰って来ないし、その事がかえってその人間を駄目にする事が多いからなのだが、世間は何度もこの間違いを繰り返す。
断った段階でこちらまでが暗い気持ちになってしまうのは、これまた実に情けない。
借金というのは商売の運転資金の増設以外返せないと言う事を知るべきだ。