モンステラの植え替え
これは一種の病気かな。
部屋に花が無いと不安になる・・・まるで飢餓感のような息苦しさに襲われてしまうのだ。
むかし、晩年のマレーネ・デートリッヒの部屋に花は無かった・・・と何かの記事で読んだ時、心が沈んだのを覚えている。
仕事がなくなりかけた頃、一番に倹約したのは事務所に飾る花だったが、それで良い事等何一つなく、益々寒々とした空気が部屋に漂い落ち込んだものだ。
そんなわけで花と食べ物は常にまわりに豊富でありたい。洋服や装身具などは何も要らない。心を豊かにするものは私の場合…溢れる緑と花の暮らし・・・
いよいよ身体が動かなくなったなら寝室を花の壁紙で埋めるつもりでいます。花のベッド…今は真っ白が楽しいけれどそこら中花で埋めるつもりなのです。うふふ・・・
しかし女性の晩年は厳しいものです。私の今の幸せは家作があるからですが、いつまで続くかは日本の地震予測は70%という確率の問題なのですね。常に安心は無い。
せめて花や緑を愛でていたい。筆舌に尽くし難い苦労をしてきたのだから、それぐらい赦されていいのでは?
窓辺に果物の種をせっせと植えていたむかしを懐かしく思い出す。