ホッペをつねってみた。
良く帝国ホテルに行かれると聞いていたので昔良く行った「ガルガンチュア」でパテか海老のグラタンを!とお返事する。
前日に電話が入りガルガンチュアにはもうパテ類が無いので高島屋のフォーションにします。との事で何時も申し訳ないのでTVで見たお惣菜屋さん「柿安」で良いから・・・と人気商品の名をお伝えする。やってきた友人の両手には例のごとく持ちきれない袋、そしてロ−ズギャラリーの白い薔薇の花束まで・・・汗だくです。涼しくなったのに。何と予約したフォーションのグルメにリクエストのお惣菜と一番人気の黒毛和牛弁当まで、まさか!そんなに・・・ごめんなさいね。
「何もなさらないで下さい」と言われて白いお皿にオクラとイチジクを載せてミントを飾って待っていた私です。嬉しい悲鳴。
恐縮する私にニッコリ笑って取り出したのは千疋屋の箱,何と果物のタルトが小さいとはいえホールです。
此の前,若い友人(眼鏡スタイリスト)に頂いたマンゴ−パフェも千疋屋・・・貧乏だった私のお口に千疋屋は数度しか飛び込んできませんでしたから、キャッキャとお猿のように喜びました。
このデザートを食べるためには全部一つを半分づつね!と宣言しましたとも(笑)
私がずっと頑張っていて偉いと何時も誉めてくれるのですが、実のところ要領の良い私は苦労だなんて思ってもいないのに、こうして応援していただいて恥ずかしいくらいです。
食後、IHレンジの焦げ汚れを 持参の洗剤でゴシゴシ綺麗にしてくださった。
外に出られないなら、とこうして美味しい料理やワインを運んで下さる。ありがたい!と素直に喜ぶしかない。そして白鳥の鍋掴みや綺麗な野菜を刺繍した真っ白いナプキンまで魔法のように袋から取り出してくださった。
こんな親切を受けると,不運の請負人だった私は狼狽えるばかりですが、素直に喜ぶことにします。先きの短い人生の友情ですからね。
やっぱり君は季節外れのサンタさんです。