2010/10/31 日曜日

猫、奈落へ?

Filed under: ネコ タグ: , — patra @ 1:57:40

猫は家につく!というので引っ越しに際し一番に心配したのは彼等の事。
ドアが開いた隙に通路に逃げられでもしたら大変なので大きい二段になった檻を買い、荷物運搬の際のドアの開放に対処しました。諦め顔で仲良く檻に入ってくれていますが、ここには私が民間救急隊のオジさんに頼みケージに入れて一緒に来ました。
檻は既にお風呂場に息子達が接置しておいてくれてましたから付き添いのヘルパーさんが難なく入れてくれました。24時間換気ファン回っている風呂場で不満そうな表情でグッタリと寝そべる彼等、時々恨めしそうにこちらを睨むだけで静かなモノです。良い子だ。
そして3日目の夜、誰も居なく成ってから檻から出して探検させてみました。
もう隈無く部屋中を歩き回り、匂いを嗅ぎ落ち着いたのか二匹は私のベッドで休みました。束の間の幸せ…此の調子ならば早く慣れるかもしれない。
所が翌日に悲劇が起こりました。
物音がするので洗面所に行くとクララが居ません。檻の鍵があいています。
昨日からしきりに洗面所の下の配管目隠しの所を覗き込んでましたから潜ったかな?
でも中に居る気配が全くありません。
丁度居合わせた看護師さんとケアマネさんが「その内出てきますよ」

洗面台の裏にマサカ?
マッサージが終ってお帰りになったので残されたチップを出そうとすると何と檻に鍵がかかってません。
朝,確かに掛けて置いたのに、クララが鍵を爪で引っ掛けて開けたのかしら?
チップは檻から出すと一目散で洗面所のまく板の隙間にジャンプ!?
え?音もしないで消えました。
棒で探ってみても気配なし、まさか?

急いでインテリア会社に電話すると恐ろしい答えが、何と配管の床は張っていない。穴が開いている!という考えられない答え。
え〜〜〜〜?二匹は墜落して死んでしまったの?と脳裏には27階から1階までマリのように落ちて行くクララとチップの姿の妄想が!何故洗面台の床が張って無く穴が開いているのか理解に苦しむ。
デザイナーから連絡を受けた三井の人二人が駆けつけてくれる。
まく板を外すと10x40くらいの穴が配水管を挟んでポッカリと開いています。この穴に家の猫ちゃんは落ちてしまったようです。
ゼネコンの担当者も駆けつけ息子夫婦も駆けつけ大騒動になりました。
床下は、奈落では無く、深さ20センチの空洞で何と我が家だけの範囲での空洞、よそに繋がったりしていない。危険は無いとの見立てだが落ちてしまっただけでも危険である。

排水工事のチェック用に塞がないとの事。仮にそうであったら尚の事、化粧目隠しの板はてっぺんまで塞ぐべきだろう。怒りで気持ちが悪くなった。
この中途半端な塞ぎ方、中途半端な手抜きが今の日本の精神力の緩みに通じるようだ。

まして排水周りの床が塞いでないなら尚の事27階という高層であってもネズミやゴキオが入り込まない保証はない。呆れ返った私は担当者の気弱そうなお顔を睨み悪態を浴びせた。
「人より猫が大事なのに、どうしてくれますか?訴えますよ!!」
最近の悪い口癖の言葉が出てしまいます。

住み替えの止めが猫達の受難。
結局、戻ってきたのはクララが先きで、チップは26時間後にイタチみたいな顔で戻ってきた。
悪いと分っているオドオドしたお顔。
すぐに穴を塞いで貰おうと渡された名刺に連絡したが誰も出ない・・・土曜の9時だからか?昨日あんなに
「猫ちゃんが戻られたら、直ぐ穴塞ぎ対応できるように我々も準備します」はどうなったのか?もうっ。





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