2008/1/12 土曜日

悪口名人

Filed under: 人物 — patra @ 23:11:38

ひょんな具合にここに行き着いて夜中、ひとり吹き出してしまった。
森茉莉さんの異彩ぶりは私などより詳しい方が多いだろうが、(昔デザイナーの故村田東治君から実際に茉莉さんにお会いして原稿を頂くためにお宅に伺った時の様子など聞き、不器用で大人しい人・・・なんだろう!)と勝手に想像していたのに、どうだろうこの悪口の見事な表現ぶり。いじわるバアさんぶりに元気な強かさを感じ溜飲がさがるおもいでした。いいな〜森茉莉さん!と作者を真似て呟いてみる。

老人は元気なほうが安心する。
マレーネ・デートリッヒの悪口も相当辛辣だったらしい。カレンダーや雑誌の記事に書き込まれたそれらは書かれた当事者には迷惑だろうが的を得ていたそうだ。

家族からは煙たがられるが,森茉莉さんに習い・・ユーモアをベースにした鋭い人物観察を極めようかしらん?しかし、わらった・・・。


  1.  森茉莉さんって、何となく、山本夏彦さんを彷彿させます。

     「週刊新潮」の「TVチャンネル」でしたっけか。
     名物連載でしたよね。

     最近でこそ、週刊新潮購読していますが、森茉莉さんが連載していた頃は、残念ながらあまり読んでいませんでした。

     今から思えば、誠に残念。
     
     Patraさんに、触発されて、読んでみようかと。
     そう思わせる、Patraさんのエントリーに感謝、感謝。

    コメント by 酔仙亭 — 2008/1/13 日曜日 @ 11:41:41

  2. 酔仙亭さま
    ええ、私も山本夏彦翁と森茉莉さんが重なる時があります。
    ここのエントリー
    お役に立つ事もあるのですか?それはうれしい♪
    私も時々週間新潮をチラっと読んでは居たんですが、若い頃はあんまりピンと来なかったので
    この連載、真面目に読んでませんでした!表現がもう並はずれて個性的ですね〜

    着物の下にタ−トルネックのセーターを着込んで平然としていたり既存概念をあらゆる所で勇敢にも破って進む生き方、今みると勇気に拍手喝采です。
    茉莉さんの台所も火の気が全く無く原稿を待つ間、友人は芯から凍えてしまったそうです。台所は洗い物の山!灰皿も無い・・・辛抱して待つこと数時間、
    寝室兼書斎から原稿と共にやっと現れた茉莉さん、台所でスープを暖め振る舞ってくださったそうです。湯気に生き返ったって・・・

    コメント by patra — 2008/1/14 月曜日 @ 6:11:31

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