2006/2/2 木曜日

病院事情

Filed under: 家族,日々雑感 — patra @ 2:19:15

最近普段のご飯写真が無いのを不思議に思われる方がいるかもしれない。
あいかわらず料理ブログに沢山アクセスをいただくのでここに近況をご報告。

母の体調の異変に気ずいたのは去年の暑い夏・・夏に強いはずの彼女が薄着の浴衣姿さえ暑苦しそう、可哀相なのでいよいよ洋服にすることにし色々アレンジして着こなしを教授?しているうちに

「ね、ここ、痛くないのに腫れて硬いのよ」そう自分の腰を指差すので見てみると右腰が手の平大に色が変わって確かに硬く腫れている。
良く転ぶ人なので打ち身だろうが股関節の事後の検査に行く度に大学病院のお医者さまから「血液検査で炎症が表示されるが何処からくる炎症か分からない、この炎症があるかぎり股関節の再手術は危険」
そう言われていた言葉を思い出し近所の行き着けの内科医へ行かせたがやはり何が悪いのか分からなかった。
すると夏の終わり頃その腫れて硬い部分が膿んできた。びっくりして病院へ行かせると内科医は外科も担当するので「切りましょう」とすぐメスで傷を切り中の膿みを出してくれたそうだ。
報告を聞いて「え?膿んでいる時に切ったの??それって危険!!。もしも黴菌が血液に入ったら全身に回ってしまうから、膿んでる時は絶対にメスなんか入れてはいけないのよ!」と医者の軽い行動に大いに疑問を持った。
2、3日すると
「傷も綺麗だからシャワーを浴びて洗い流した方が良いそうよ」と母は気楽・・・私は腑に落ちない思いで何度も確かめた。

父の時も病院側が腰の骨の罅の見落としから一大事に、検査入院で誤嚥から肺炎ー死に至ったので小さい事を見落とす医療に不信感がある。

暑い夏なのでシャワーを我慢させるのも酷なので2回程浴びさせた後、傷は大量に膿みと血液を出し服の上まで滲むようになった。
歩いて何分の距離なので再度、内科医へ行かせると「ちょっと傷が深いのでMRIを撮りましょう」という事になりその日の内に撮影結果を見て「やはり整形外科へ行き主治医に相談しなさい、相当に深い部分に炎症を起こしています」との事。

早速大学の主治医に電話すると救急で良いからすぐ来なさい!といってもらえました。
見立ては股関節を人工関節にする際、自分の骨を1部腰から削り取った痕に何故か炎症が起り細菌に汚染されているとの見立てで菌が何のどうゆう種類か何度調べても分からない・・・呆れる話だった。
年齢も年齢で元気にしていても88才、数えでは89才です。分からないしかも弱い菌に強い抗性物質を使うわけにいかない、そう医局の先生方の意見が一致、ただ消毒に行くだけの日々でした。

料理写真と何の関係があるか?というと・・・
呆れたのは「黴菌の感染性」と言う何度聞いても同じ答えとただ消毒するだけで他に何も
指示がありません。

沢山でていた膿みが少なくなると週2回でいいですよ、そう言われるが私は2ヶ月見ていてそんな容易いものでは無いだろう・・・そう睨んで「元の木阿弥にならないように完全に止まるまで通院を減らすべきでは無い」そう母に言いました。
案の定、少なくなったと安心すると大量に、その繰り返しでした。

メスで切った傷口からビニールのパイプを差し込み、毛細管現象のようにして骨の奥の炎症から出る分泌物を来る日も来る日も消毒するだけ。

車で病院へ通う生活の他なす術が無い母は懸命に治療に励みます。

ケアマネジャーの元看護婦さんが「いくら何でもおかしい、なぜ菌の正体が今時分からないのでしょう」と疑問を投げますがこちらの言いたい台詞です。

栄養を付けなさい・・と言われて沢山食べると増える分泌物のような気もして色々と
試すために普通の見た目も味も良い食事が少なく、半年過ぎても一向に良くならない母に
嘗て手術を受けた場所の今、現在は院内感染で閉じられた分院の犠牲者なんじゃないのか?そう疑っている私なのです。

この多様化した時代に「感染症には野菜集中の食事・・とか、いや体力の為に肉類も充分に取りなさい」
そうした指導が一切無いまま母はただ
「いいですか?今は痛みも何も無くとも、これは毎日体温を計り熱が出たら大変です。思っている以上に重病なんですから、すぐ来なさい」と言われている。

時限爆弾を抱えているような日々です・・・病名は一体何ですか?再度尋ねても「バイ菌の感染」と素っ気無い一言。もちろん担当医は皆さん優しいがこれでは10年前の手術で院内感染したとしか思えない疑念を拭えない。

今の私は母が喜ぶ好きな物中心・・・といった変則的メニューを試している所だが饂飩ばかり食べたがる。
4週間くらいで小指の先、あるか無しか・・になったと喜ぶと大型ガーゼにはみ出る程になるの繰り返しである。
昨日は新人の女医さんが「悪いものが出ているのですから心配しないようにね」そう言って励ましてくれていますが骨が溶ける方が早いだろう。

今日シャワーの後にガーゼ交換してあげましたが、オキシフルでビニールのパイプの突き出た箇所を消毒し厚めのガーゼで塞ぐだけ・・・他に一切の治療は指導されていません。
この医療の進んだ現代に何という時代遅れの治療か。

何とも気の滅入る現実に母だけ散歩の気分でせっせと母の治療に関しては無力な、けれど親切な医師達の元へ通っています。
私ならとっくに切れてしまうのに。
アルカリと酸性のバランスばかり考えていると凄く地味なご飯になってしまうのです。
お菓子だけ喜ぶのですがこれが一番悪いと秘かに思う私なので・・

春までは蛋白質を少なく実験中・・細胞の生まれ変わる春は茸やフキや菜の花で!を実践しています。

納豆、ヨーグルトバナナ、野菜汁など料理以前の献立なので写真を載せようが無いのでした。

薦められてノニ・ジュースを飲んでいますがアロエベラも食べさせてみるつもり。


  1. 心配ですね。病院の治療ってわかりにくい。私も母や妹の時、帰ってきて話を聞いてもよく分からないんです。一緒に行くことが出来ればとお思いでしょう。はがゆいですね。お医者様にも是非、もっともっと気遣っていただいてきちんと分かりやすく説明して頂きたい。一緒に行って何か聞いても煙に巻かれて。もう、すっごく勉強してつっこまなくっちゃいけないので、こんなんじゃ医者にでもならないと不安で不安で。
     マクロビオテックというお食事の取り方が良いと友人に聞きました。食材に陰陽があるという考え方で、口に入れるもので体のバランスを取るというもの。ご存じかもしれないけど、季節の野菜を皮ごと頂く、などpatraさんのお家に合うような気がします。ぱとらさんの計画の足しに少しでもなれば・・・。
    http://www.wing.ne.jp/pub/kushi/このサイトがいいのか、けど分かりやすいかも。

    コメント by みさちん — 2006/2/5 日曜日 @ 13:41:44

  2. >みさちん
    先生からお話は直接姉が聞いていますがご心配かけますね。
    いっそ医者に成るか(笑)
    整形だけでなく内科だけでなくせめて立体的に栄養面の指導も合体させてこそ
    老人医療は安心できますね。

    マクロビオテックはほぼ実践していますよ〜ありがとう♪
    これは歴史が古く、20年前の母の最初の癌のときから実践してましたが又再開です。

    発芽玄米もその一つだし・・特に春が大事なんですよ、野菜の食べ方が。
    このサイトも何度も見た覚えがあります。
    自然食品の有名な店は家のすぐ近くです。ヒジキやテンペは常に用意してます。

    陰陽を徹底してやってみますね。

    そういう訳で実に地味ごはんですが(笑)。妹さんはその後、お加減はどうですか?
    お互いに心配ですね。

    コメント by patra — 2006/2/5 日曜日 @ 14:16:37

  3. おお、さすが、ご存じでしたか〜。
    新情報でなくってごめんなさい。

    友人のお母さんが大量にくれた大根の浅漬け。
    薄切りにして、有機栽培のニンジンの薄切りとこれでもかと、たっぷりのゴマを加えてサラダ風・・・
    今、これにはまってます。ポリポリおいし〜。ほんとにおいし〜。

    妹はどんぶらこっこ、奇跡を繰り返しながら元気にやっております。

    コメント by みさちん — 2006/2/6 月曜日 @ 2:04:41

  4. >みさちん
    大根のサラダはタカジャスターゼ(消化酵素を含んでいるので)沢山食べると良いですよね。
    私のレシピは熱した胡麻油を大根の千切りと葱の青い部分のみじん切りを塩で揉んだ後にジュ〜〜っとかける物ですが、これも美味しいですよ。

    クシさんのレシピも素敵ですが飽きたので目下新しい野菜料理に挑戦しようと
    考え中。

    TVで牛蒡のスープを見て明日さっそくトライ(笑)
    20年前は完全なる菜食主義だったんですがクリエイティヴには少し肉食しないと
    発想が貧困になるような気がしてますですが結論は出てません。

    気持良く暮らす、これが一番ですね。妹さんによろしく。

    コメント by patra — 2006/2/6 月曜日 @ 12:26:11

  5. >報告を聞いて「え?膿んでいる時に切ったの??それって危険!!。もしも黴菌が血液に入ったら全身に回ってしまうから、膿んでる時は絶対にメスなんか入れてはいけないのよ!」と医者の軽い行動に大いに疑問を持った。

     お医者さまにきいたところ、まったく逆で、膿がたまっているようならメスで切り開いたり、チューブを入れて膿を出してしまわないと危険だそうです。
     また膿が少なくなったり多くなったりを繰り返すときは、これも私たちが思うのとは逆に、膿が少ない→膿が外に出ないで体の中にたまってきている→悪くなってきている 膿が多い→体の中にたまった膿が出てきている→良くなってきている ということもあるそうです
     お大事に。

    コメント by まちる — 2006/8/8 火曜日 @ 21:29:45

  6. まちるさん
    はじめましてコメントありがとうございます。

    医学というのも日々進歩が著しいですね、私が足の爪が巻き込んだときに入院した時は
    担当医が膿んでいるのですぐに手術は危険、とほぼ1週間入院したまま治療してその後、爪を切る簡単な手術をしたので、その時の皮膚科の先生の説の受け売りなんですが。

    しかし母の感染はほんとに大変で、確かに仰るように膿みが外にでないほうが危険でしょうね。
    素人でも解ります。ただ院内感染であることは確かなので治療法がないのが切ないです。

    コメント by patra — 2006/8/8 火曜日 @ 23:31:43

  7. 先生に母が尋ねたところ他に治療法がないそうで、かわいそうに思います。とにかく水を飲ませ免疫力をつけるべく上質の栄養を心がけております。

    消毒するだけで他に術もなく一年も経ってから「水たくさん飲むように・・」と担当医い言われたそうですが、私達は日に2リットルも水を飲み自己免疫力を心掛けております。
    鉗子で新生児の頭蓋骨を傷つけてしまうなどの最近の医療事情を考える度に、先生方の日夜複雑になる一方の医療環境に心いためております。

    心配くださって有り難いことだと心から感謝しております。
    又いろいろと教えてくださいまし。

    コメント by patra — 2006/8/8 火曜日 @ 23:34:02

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