2005/12/12 月曜日

義経の見据える先は・・・浄土

Filed under: 大河義経 — patra @ 20:17:53

昨日は父の1周忌の法事を友引にもかかわらず献花方式で小さなホテルで和やかに行いました。親戚のほとんどお寺さんなので葬儀の少ない友引が彼等の良い日にちなのでお線香の匂いを遠慮し献花にしたのです。お隣では結婚式だし・・・(笑)
そんなわけで再放送を見るのみで感想を書いては見たのですが、どうも何かピッタリとしない。
父の唯一見るドラマが大河・・最終日と重なってしまったのも不思議ですが・・一晩寝て考え直してみるとある事に気がつきました。
黛りんたろうさんの狙おうとしていた部分、もっとも不評な部分である「夢の国、新しき国」黄金色に輝く屏風の意味するところは、下手をすると陳腐になりそうなギリギリの所で我々現代人に生死感・・・浄土信仰の様な思想を本当は伝えたかったのでは?と思い当たったのです。

人として生れ死に行く先は皆同じ・・なのに浄土へ楽々と行けるお人と120年の長きを彷徨う怨霊として生きるしかない魂があるとしたら、その境界は一体何処なんだろう。

義経さんの描かれ方は「純粋、愚直なまでの真直ぐさ・・」だった。もどかしくヤキモキしながら「もっと賢い生き方が在るよ」画面に向って何度となく吠えても見た。
現代の物差からすると、けっして利口な生き方では無い。

が、昨日義経さんの最期を見ていて持仏堂から天突き抜けるような真直ぐな光りの束と共にあの白い天馬が駆け登る、ちょいと呆気にとられるCG処理・・・(俄には理解できなかったが)何回も咀嚼して考えてみたら、黛さんの人柄を重ね合せ思うと、あ、これは誰もが心深くには思うことでも気恥ずかしくて口には出さない「魂の浄化」を描きたかったのでは?とそう気がついたのだ。

複雑な現代に於いて人の多様な心は口で何と上手に取り繕うとも本当に浄化できる魂の存在というのは、その持ち主の心根、根幹にしか宿らない。そうした意味で言えば同じ勇猛果敢な平知盛が死して怨霊となる事で執着地獄の怨みを表現し、生き方の下手な義経さんが「夢の都・・新しき国<言い換えれば西方浄土」を心に描き誰をも怨まず死にゆく覚悟は悟りなのだ。
導きの光りとして天馬駆け登る映像を我々に見せてくれたあの唐突なイメージこそ義経さんを企画した時から監督の脳裏に在ったメインテーマなのだろう。
伝えたかったのは運命には勝つも負けもない!安らぎは悟りのみ!。「魂の救済は己自身の中」といった意味で考えるとあの持仏堂の神々しい光はとても多くを示唆しているように思えた。

無慈悲、理不尽な死を迎えてしまう幼子も多い現代、あの天に向って駆け登る天馬のような光りが奪われた無垢な命の代償として浄土からのお迎えの印としたら・・・これは救われるし信じたい。
安易な表現・・に過ぎる?と一度は思ってみた昨夜だが一晩寝て、私の知らない父の沢山なエピソードを聞く事で知り得た人間の真の仏性とは・・・生れ落ちた時から自然に備わるものの様な気がしてきた。すると義経さんと弁慶、主従が口ぐちに求めた「新しき国、夢の国」も彼等に自然に備わる仏性・・そう考えれば、その夢の国で再び逢うことは可能であり誰もが心掛ければ必ず行ける浄土なのだから義経郎党が脳裏に浄土を思い描いていれば嬉々として死んでゆくのも頷ける。

義経主従は生死感(宗教感)が一致していた絆なのだ!
こう考えると頼朝の良心の呵責を挿入したシーン、人として正しい姿は「後悔し懺悔する心」なのだから入れたのは妥当かも。
さいごまでうつぼの役割は謎だがこれは歴史の目撃者のつもりだろう?。
うつぼが見る鞍馬山での幻も、逢いたいと強く思う心があれば夢に現れるものだ・・・。
そうした見方をしてみて、やっとこの「義経」の死に行く先に待つ意味を「悟り」と汲みとった最終回でした。
最も好きなシーンは、やはりうじき=次朗の血飛沫を浴びて花畠に倒れるすざまじき「顔」でした。

ついに大河義経を全部みてくださったひなすけさん
とても貴重かつ鋭い洞察力をもって人物の人間性まで切り込んでくださる感想は読むのが楽しみでした。
途中,無言の回が多かったですが・・・最終回の感想は私が言いたい事のほとんどを見事に代弁してくれていますが持仏堂のCGだけ、私は見方をかえてみました。

花畑に血に染まって仰向けで倒れるうじき次朗・・・南原君の可能性など何時もながら見方が鋭い。

丁寧にドラマを見て下さるいわぴいさん細かい 情景にもしっかりと視線を注いでくださっています。
こうしたファンは非常に有り難いです。

いつもTB返しをしてくださった雨にも負けずさん写真みはいるBBさんと並んで何時もながら良い部分を更新してくださっています。
途中で止めてしまいたい時でもユーモアと皮肉の突っ込みが面白くてせっせとTBした隠居に速効でTB返してくださったぱるぷんて海の家さん。TB仲間を同志とは泣かせます。
キャスティングについて触れてくださったザクさん・・・沢山の方達が諦めずに根気良く見てくださっている様子に、ただ頭が下がりました。
私にとって胃の痛くなるものだったのは或種の責任感からでしたが、沢山のお仲間に会えて嬉しかった1年でした。


  1. 弁慶の仁王立ち

    昨夜は大河ドラマ「義経」の最終回だった。これ迄にも舞台やドラマ等で、何度となく目にして来た義経主従が果てるクライマックス・シーンが繰り広げられていたが、今回こそは泣くまいと心して臨んだものの、敢え無く滂沱させられてしまった。この時期の大河ドラマは、演出サ…

    トラックバック by ば○こう○ちの納得いかないコーナー — 2005/12/12 月曜日 @ 21:32:58

  2. 義経(新しき国へ)

     とうとう最終回。

     頼朝からの再三にわたる督促に、どんどん追い込まれていくいっけい泰衡。鎌倉方の軍勢が白河関まで迫っているとのこと。徹底抗戦の国衡・忠衡兄弟に比べ、泰衡はただうろたえるのみ。{/hiyo_oro/}爪を噛む仕草など、器量の小さな坊ちゃんぶりが上手く…

    トラックバック by ザクとは違うのよね — 2005/12/12 月曜日 @ 21:37:57

  3. 新しくない新しき国へ・大河ドラマ「義経」第49回

    とうとう全回見ちゃったよ。頭からお尻まで見た大河は初めてではないか。「時宗」も結構見たけど、何回か見逃した回があったし。

    さて義経主従の最期。悲惨さと美しさをない交ぜにした演出。白い花の中に血まみれになって仆れる次郎。笑顔のまま事切れる三郎。これが絵に…

    トラックバック by ひなすけの日記 — 2005/12/12 月曜日 @ 21:49:37

  4. さよならタッキー義経!「日本で初めてのヒーローよ!」by司馬遼太郎

    義経最終回。出演者の皆さん、関係者の皆さんお疲れ様でした。一年間楽しませていただきました。
    義経主従が、覚悟を決めて笑顔で語り合っていたシーンは泣けましたね。次々とやられていくところは観ていられませんでした。
    「三度(みたび)生まれ変わっても、我らは主従….

    トラックバック by 「感動創造カンパニー」ダスキン城北の部屋!仕事も人生も感動だっ! — 2005/12/12 月曜日 @ 21:49:58

  5. こちらこそ、最後までお付き合いいただいて、ありがとうございます。
    今回はケレン味のない正攻法の筋立てである上に、史実と巷説のブレンド具合が絶妙で、ドラマも史実もどっちも尊重したい贅沢な観客である私にとっては、上々吉のドラマでした。
    時々演出面でハテナを浮かべた回もありましたが、評を抜いたのはそんな時です。間違いなく全回見ておりますので・・・
    ではまた来年、「功名が辻」で。

    コメント by ひなすけ — 2005/12/12 月曜日 @ 21:58:46

  6. 義経 最終回「新しき国へ」

    2005年度の大河ドラマ「義経」も ついに最終回をむかえました。
    例年だと、途中でしんどくなって、観るのを止めることが多かったのですが
    今回は (その危険性はありましたが・・・) 最後まで一話も欠かすことなく 
    全話鑑賞しました。

    トラックバック by みはいる・BのB — 2005/12/12 月曜日 @ 22:01:11

  7. 浄土信仰、なるほどです。
    白馬にしても、うつぼにしても、屏風にしても、役割や表現したかったものが十分に視聴者に伝わっていたかは微妙ですが(私自身、分かるような、分からないような)、最終回を観て、一貫性はあると思えました。持仏堂から光が上る場面は、大河『義経』ならではで、的確な表現ができませんが、なかなか爽快でしたし。

    お疲れ様でした。

    コメント by ヒロ子 — 2005/12/12 月曜日 @ 22:13:44

  8. 義経:最終回「新しき国へ」

    延長15分はいりませんでした、『義経』最終回。8時45分までは、良かったのです。

    トラックバック by 食う♪読む♪歩く♪ — 2005/12/12 月曜日 @ 22:15:56

  9. ひなすけさん
    ついにコメントをいただけました!
    皆が口々にダメと仰る部分を深く見ることが出来る唯一の方でした。

    功名が辻には果たして体力が残っていますかどうか?でも絶対に読ませていただきますね。感想のほうがドラマより楽しいって不思議現象でした。

    コメント by patra — 2005/12/12 月曜日 @ 22:17:41

  10. 「義経」最終回

    「新しき国へ」

    鎌倉の軍勢がとうとう白河の関を打ち破り、義経たちは腹をくくります。ところが頼朝は、関から動かず圧力をかける作戦に出ます。泰衡は「九郎を差し出せ」という文を送り続けられ、だんだん精神衰弱状態になり、国衡・忠衡兄弟の叱咤でかろうじて持ちこたえ…

    トラックバック by ミチの雑記帳 — 2005/12/12 月曜日 @ 22:28:23

  11. こんにちは♪
    いつもお世話になりありがとうございました。
    日曜夜に皆さんとTBやコメントのやりとりをしたいために一年間見続けたような気がします。
    去年ほどのめり込まなかったので客観的にドラマを見たのですが、それだから感想を書けたのかもしれません。
    (しつこいようですが去年の大河は私にとって一生の宝物なんです)
    大河を見ることは昔から習慣になっていますから来年も見るとは思いますが、記事を書くかどうかは分かりません。
    ツッコミも愛情がないとできませんからね〜。
    Patraさんとお知り合いになれて本当によかったです。
    どうもお疲れ様でした。
    そしてありがとうございました。

    コメント by ミチ — 2005/12/12 月曜日 @ 22:34:16

  12. 最終回 「新しき国へ」

    とうとう、最終回を迎えました
    最終回にふさわしい、いい内容だったと思います

    回想シーンに頼ることなく、話を続けていったのが良かったと思います

    さて、最終回ということで登場人物それぞれに対するコメントを…

    まず、藤原泰衡(渡辺いっけい)。
    動揺、苦….

    トラックバック by TOSUのブログ — 2005/12/12 月曜日 @ 22:38:27

  13. あ、コメントを送信していましたら嬉しやヒロ子さん発見!
    あの光りの派手な演出部分は黛さんが白い馬をタイトルに使った時から準備していたのでしょうね。派手でした(笑)爽快・・それは良い!!
    追加の15分はホントに余分だと思います。
    義経伝説として語り継がれるイメージを表現したいのなら
    お徳達に「鞍馬に居る・・」と語らせては大損。「義経」に対するお徳とうつぼの描き方の迷いが最後までついて回ったのでしょう。

    お蔵になった違うショットもあったりして・・・コメントありがとうございます。

    コメント by patra — 2005/12/12 月曜日 @ 22:53:08

  14. 愛情が無いと突っ込みも出来ない、それ正しいですよね。
    どんなに厳しい御意見でも言っていただくほうがずうと良いです。ミチさん。
    去年の大河は私は糸井さんの所を時々読むくらいでしたが88才の母が毎週、激賞しながら見ていました。
    ここで良い役者さんが一杯出てきましたね。大河って脇を育てる(笑)
    私もミチさんヒロ子さん雪芽さん、あじさいさん、皆さんと御一緒に楽しかったです。又遊んでください。

    コメント by patra — 2005/12/12 月曜日 @ 23:02:14

  15. 大河ドラマ 「義経」 新しき国へ

    いよいよ最終回。
    クライマックスです。
    寂しいなぁ・・・。

    トラックバック by 雨ニモマケズ 風ニモマケズ — 2005/12/12 月曜日 @ 23:36:23

  16. 義経最終回・義経天馬になる

    いよいよ最終回です。ワタシがブログに書き出したのは第9話からでした。それでも長かったぁ。観たことを記事にするだけでも、1年続けるのはしんどかったんだから、出演者はもっと大変だったと推察します。

    今日は泣くぞー、号泣するんだぞー、もうツッコミも入れません今…

    トラックバック by ぱるぷんて海の家 — 2005/12/12 月曜日 @ 23:55:08

  17. NHK義経最終回

     ついに最終回。一つのドラマを1回も欠かさず見たなんてのは何年ぶりのことだろう。

    トラックバック by 悪七兵衛景清の今日の一言 — 2005/12/13 火曜日 @ 0:00:30

  18. 大河ドラマ『義経』全視聴率DATA

    2005年の大河ドラマは『義経』(2005年1月9日から12月11日まで毎週日曜20時から総合にて放送)でした。先日、終了した『義経』の全視聴率データをお送りします。第1回:24.2パーセント
    第2回:25.5パーセント
    第3回:25.9パーセント
    第4…

    トラックバック by 萌えきすとらBLOG — 2005/12/13 火曜日 @ 4:50:34

  19. 義経 〜最終回〜

     堂にこもってその先に見えた光の中に義経は何を見出したんでしょうか?屏風の中に隠された夢の都でしょうか?それともともに歩んだ郎党たちとの安らかな日々だったんでしょうか?天に駆け上った義経はそこで見たものにまっしぐらに向かっていったのかもしれませんね。 …

    トラックバック by いわぴいのドラマ日記 — 2005/12/13 火曜日 @ 6:46:24

  20. 義経 最終回 「新しき国へ」

    大河ドラマ「義経」最終回が終わりました。
    おそらくは他のblogでは馬だとかうつぼだとか屏風だとか語られているんだろうなと思いつつ、それは確かにちらと頭をかすめつつも、終わってみればそれらはもはやどうでもよく、やはり私にとっての「義経」は心に深く残るものとし…

    トラックバック by LAVENDERのつぶやき — 2005/12/13 火曜日 @ 8:19:33

  21. 私がblogを始めたのが遅く、したがってpatraさんのblogに出逢う時期も遅く、すこーし損したかな?と思いつつ、出逢えてからは、監督を知っておられるという、別の切り口の記事を楽しみにしていました。私は滝沢秀明という人間が持つ”何か”に魅かれている人間なので、監督が滝沢さんを義経に選んだ時点から何を描こうとしておられるのかがわかるような気がしていたのですが、最後まで見終わって、たぶん解釈は間違っていないと自己満足してます(笑)。ただ純粋にドラマファンとしては表現方法が??な時も多々あり、それが見ていて正直苦しかったのですが、1年間見続けることによって見させていただいた”夢”はいろんな意味で”宝”ですね(blogも含めて)。
    本当にお疲れ様でした!!

    コメント by LaLa — 2005/12/13 火曜日 @ 8:55:09

  22. 逃避行(1)

    『勧進帳』 義経が奥州の藤原秀衡のもとへ身を寄せる奥州下りの話は『義経記』巻七にあります。ルートは諸説有りますが、日本海側の北陸道を通って奥州へ向かったコースが有力とされています。 『義経記』によれば、山伏姿に身をやつした義経一行は、大津から琵…

    トラックバック by 源氏の歴史<NHK大河ドラマ「義経」をもっと面白く見るために> — 2005/12/13 火曜日 @ 21:17:36

  23. 一年間お疲れ様でした♪

    最後は天馬になられた九朗様でしたが、鎌倉殿の涙、そして北条親子の笑顔、藤原氏の滅亡・・・とこれからの時代の幕開けを想像してしまうような描き方でもありました♪

    これで終わり・・・と思ったら総集編がありました♪一年を振り返るいい機会と心得、見つづけていこうと思います♪

    あと、ちこ的には、鎌倉時代最後まで書きつづけていく予定です♪

    コメント by ちこりん — 2005/12/13 火曜日 @ 21:32:23

  24. LaLaさん
    滝沢君痩せましたよね、初めの自信のなさそうなお顔が夏以降どんどん
    凛々しくなって来たのに途中で急に演出のムラが目立ってホントに残念でした。

    しかし待ち時間さえ「義経」になりきり毅然としていたとは・・・随分とNHKのスタッフには嬉しい主役だったのでは?其の事に甘えては行けませんよね、反対に脚本、演出の不備も目立ちましたし、調子を上げるのも遅かったかな?緊張やプレッシャーも大変だったと思います。
    しかも他の仕事も平行しているわけですから頭が下がりますよね。良く耐えた、偉いです。

    コメント by patra — 2005/12/14 水曜日 @ 2:23:43

  25. ちこりんさん
    総集編では無駄な部分をバッサリと料理して欲しいですね。
    一木さんに客観的に頑張ってほしい。(笑)

    鎌倉時代は短かったけどあらゆる意味で重要、ぜひ書き続けてください。
    又遊びに行きますね。コメントありがとうございます。

    コメント by patra — 2005/12/14 水曜日 @ 2:29:26

  26. 義経「新しき国へ」

    とうとう最終回です。1年間、きっちり見てしまいました。

    泰衡…。すごいうろたえっぷりです。本当に悲しくなってきましたよ…。なぜ秀衡は泰衡を 4代目にしたのかが、さっぱりわかりません。最大の謎。どう見てもいちばんだめじゃん。

    静のことづてが沁みました。生きてさ…

    トラックバック by 瑞原唯子のひとりごと — 2005/12/14 水曜日 @ 7:10:42

  27. 大河 義経 最終回 「新しき国へ」

    あれから2日経ちました。やっぱり編集なんか出来なくて、リピートして泣きました。月曜日にはいつものようにステラが届きました。
    でも「今週の義経」は、もうありません。
    冬の凛と澄み切った夜空にはオリオン座。街にはクリスマスのイルミネーション。通り過ぎる人々の….

    トラックバック by ■■■花壇日記■■■ — 2005/12/14 水曜日 @ 13:42:51

  28. Patraさま〜!
    やっぱりPatraさま!胸のつかえが降りました。
    >呆気にとられるCG処理・・・「魂の浄化」
    >「夢の国、新しき国」・・・・「浄土信仰」
    ああ、探していた言葉はこれでした。滝沢義経を愛しながらも、最終回ではあまりな展開に、私の悪文も爆発(笑)!してしまいました。2日間は怖くて義経関連のサイトは開けずじまい、冷静になって書いてからTB致しました。同時に、黛さんが表現しようとして、結果上手く出来なかったCGの意味するところが分からなくて。炎立つの猛々しい野村義経ならともかく、どうしてあの滝沢義経が爆発しなければならなかったのか、CGの出来不出来以前に、意図が読めずもどかしい気持ちでいっぱいでした。

    コメント by あじさい — 2005/12/14 水曜日 @ 14:33:55

  29. そして最後まで納得のいかなかった新しき国。これが西方浄土だったら本当に見事なまでに合致します。
    「六道の道の衢で待てよ君 遅れ先立つ 習い有りとも」
    ―「此度はこれにてお別れいたしますが、必ずや生まれ変わり、再びお目にかかりまする」
    「後の世も また後の世も巡り会へ 染む紫の雲の上まで」
    ―「みたび生まれ変わっても 我らは 変わらず 主従ぞ」

    Patraさま、ありがとうございました。また、いろいろな話題の深さをご享受くださいませ!

    コメント by あじさい — 2005/12/14 水曜日 @ 14:34:33

  30. 義経最終回「新しき国へ」

    平泉、義経堂にある松尾芭蕉の句碑
     「夏草や 兵どもが 夢の跡」 

    「義経」最終回、一年という時間をかけて積み重ねられてきた主従の絆、これこそがという絆の強さを、最後の最後に存分にみせてくれました。
    日曜の本放送から何度か観て、今日も観て、すっかり抜け殻状…

    トラックバック by Snow*flakes — 2005/12/14 水曜日 @ 18:19:47

  31. atraさま
    ついに終わりを向えましたね「義経」
    blogを通じていろんな方の感想を読み、自分では思いもよらない視点に出会えるのは甘辛取り混ぜて新鮮でした。こちらで読ませて頂く義経レビューも、Patraさんがお仕事で培われた経験からの指摘に、なるほどと感心多々でした。
    悲喜こもごもの思いを抱きながら観た「義経」は、滝沢くんが宝物と言っているのと同様に、私にとってもかけがえのない大切な宝物です。
    Patraさんと出会い、一緒に「義経」のお話が出来たことも、楽しい思い出です。心を込めて、ありがとうございました。

    コメント by 雪芽 — 2005/12/14 水曜日 @ 18:44:59

  32. 最後はきれいに決めるつもりが、お名前にPが抜けてしまっているではないですか。すみませぬ。
    Patraさま、また時々目の保養をしに立ち寄らせて頂きますね。

    コメント by 雪芽 — 2005/12/14 水曜日 @ 18:51:37

  33. あじさいさ〜ん
    私も一度はかなり気持ちが引いてしまっていたのです。が、まさか天下の電波を使いいいかげんな気持ちでおやりになるお人ではないし...と熟考してみました(笑)公式サイトを読む前にハッキリとはしないけど「こういう事なら腑に落ちる」果たしてどうなんでしょうかは別にしても思想が宗教色となるとオブラートに包まざる終えませんね(笑)
    それであの様に中途半端になったのでしょう。
    平安の時代は仏教思想はまだ生れたてですよね・・・・?
    袈裟御前に横恋慕し、闇夜に見誤って袈裟を殺めることで出家した盛遠・・こと文覚上人なども義経さんの時代なんでしょうかとか考えたら行き着いた浄土信仰でした。

    コメント by patra — 2005/12/14 水曜日 @ 19:24:19

  34. 雪芽さん
    貴女の批評を読むたびに人のファンになる気概のようなものを感じ
    滝沢君は、あじさいさん、LaLaさんを含む良いファンに恵まれているな〜と
    心から思いました。
    このところ忙しくゆっくり訪問出来ませんでしたが、雪芽さんの優しい眼差しの中から選びだされる言葉、とても綺麗でした。学ぶ事多しでしたよ。
    私は監督を応援しているはずが途中で手にあまり文句も多かったし、さぞ煩い存在だったろう・・・と複雑な一年でした(笑)
    とにかく見続ける事ができたのも皆さんお仲間のお陰さまです。ほんとうにありがとうございます。
    誰と比べるのでは無い滝沢君の「義経」だったと思います。それが大事でした。

    コメント by patra — 2005/12/14 水曜日 @ 19:38:03

  35. 義経 最終回 「新しき国へ」

    ついに最終回です・・・。
    それぞれに最期の見せ場を作りながら、死んでいく郎党達には涙涙・・。
    中でも弁慶の奮闘は圧巻。大きな長刀を 軽々と振り回す姿は、さすが弁慶です!

    仲間達が 微笑みながら次々と亡くなる場面。昔こんな場面見たような気が・・・
    あ、「…

    トラックバック by 風のうわさ — 2005/12/14 水曜日 @ 20:26:42

  36. 義経 第49話「新しき国」

     ついに最終回……

    トラックバック by ふみさとの斬り捨て御免あそばせ — 2005/12/15 木曜日 @ 3:13:22

  37.  TBありがとうございましたm(_ _)m

     持仏堂の屋根が吹き飛んだのは、私はあまり違和感を感じませんでした。
     西方浄土ですか、なるほど!さすがpatraさまです(^^)
     「義経」本当に終ってしまったんだなと、感慨深いです。

     私の拙い感想にいつもTBをつけていただき、どうもありがとうございましたm(_ _)m
     これからも、こちらを拝見させていただきたく存じますm(_ _)m

    コメント by ふみさと — 2005/12/15 木曜日 @ 3:38:31

  38. 『義経』「新しき国へ」

    終っちゃったよ〜。やっぱり最後まで、義経に共感も同情もできなかった。あーこの「新しき国」というのがクセものなんだな。他人の国へかくまってもらっていながら、自分の「新しき国」もへったくれもないもんだと、先週から思っていたから、例の金屏風が出てきた時には、と…

    トラックバック by バガボンド・ブログ(漫画、ドラマの感想) — 2005/12/15 木曜日 @ 6:27:37

  39. TBやコメントどうも有難うございました。
    お礼が遅くなり、申し訳ございません。
    patraさまの記事を拝読して、今、問題になっている姉歯氏について、なぜか思いました。
    彼は生活のために、やってはいけない道を歩んでしまったのですが、魂の浄化とはかけ離れた場所に居たんだろうなあと。
    もし、仕事が切られても、まあ来世にはいいことあるだろうと、気楽に構えていれば、案外、また別のまっとうな会社から仕事を依頼されたかもしれない……。
    自分も含めて、とかく宗教心のない日本人が多いのですが、別に大した信仰を持たなくても、その内いいことが起こるはずと信じることが大切なような気が……。
    あ〜義経感想からハズレてしまっとるがや(汗)。すみません。
    義経感想は途中から参加させてもらいましたが、貴ブログの濃い内容の記事に、いつも感銘しておりました。
    本当に有難うございました!

    コメント by U2 — 2005/12/15 木曜日 @ 7:46:15

  40. ふみさとさん
    君のお母さまとの「鍋物」のやりとりとかが大好きなんですよ。いつまでも食べていたなんて・・きっと美味しい手料理だったんだろう!と(笑)
    義経さん主従が「浄土へまっしぐら・・」そう考えると、ただ哀しいだけの生き方死に損じゃないことに成りますよね(無理矢理)
    ホントにおつき合いくださってありがとう。

    >U2さん
    何とこんな時間にお返事です。これもリタイアの身ですから叶う技ですが、何時も
    生真面目な君のお詫びコメントまで嬉しく読むファンがきっと沢山居たと思いますが、やっぱりお仕事優先でどうぞ・・・がんばって。

    「食べて行けなくなる..」と悪い事をするより「食べていけ無く成ってから考えれば充分だ」この前向きの良い姿勢に天は見方するんです、本当よ。お元気でまた何処かでお会いしましょうね。

    コメント by patra — 2005/12/16 金曜日 @ 0:10:14

  41. 義経 最終回 「新しき国へ」

    とうとう最終回。 ■視聴者層 歴史・時代劇好き大河好きから、一部の登場人物への入

    トラックバック by 斬心剣 Zanshin-Ken — 2005/12/16 金曜日 @ 20:23:04

RSS feed for comments on this post.

© 1999 - 2024 Patra Ichida, All Rights Reserved.