地に落ちた話
とつぜん胃が痛くなる。神経から来る一過性のものだが、むかし度々胃を痛くしては「僕の人生は半分くらい胃のせいで人と一緒に居ても心から楽しめない」そう語り、そして胃癌で亡くなったデザイナー村田東治君の言葉を今更のように思い出す。胃が痛むなど、極楽トンボな自分には全く縁がなかったのに・・・
何で急に胃が痛く成ったかは他にも理由があるのだが・・何とも痛ましい思いをしたからだが、それは村上春樹氏が「文春」4月号に寄稿した文章にも拠る。「ある編集者の生と死」内容はここでは触れないがそこに書かれた亀裂は、尺度違いの人間から起きた悲劇だろう。「俺の想い」と「僕の解釈」の徹底した食い違いに拠る友情の不成就を、読んでいて両方が痛ましかったからだ。
村上氏が言う故安原顕編集者の手のひらを返すが如き突然の豹変は村上氏が売れ過ぎたことも大いなる原因だろう・・ベストセラー作家を誉める言動より、貶すほうがはるかに面白がられ売れるのが日本の現状だ。
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